陶器とグラッパとプロセッコ

陶器とグラッパとプロセッコ

【2016年6月】北イタリアのヴェネト州にあるバッサーノ・デル・グラッパは、陶器の町としても有名です。町を歩いていると、可愛らしい絵が描かれた陶器の店が多いので、これは我々のコレクションに加えなければ、と本格的な店構えの店舗に入ってみました。所せましと陶器が積まれたところで、奥に作業場も見えました。店の人に尋ねて、博物館にもあるという緑っぽい伝統的な「ポンティチェロ」という柄の絵皿を買いました。

ところで、ポンテ・ヴェッキオのたもとで人が集まって赤茶色のドリンクを飲んでいるのが気になったので、この店の人に尋ねてみました。それで、ここが有名なグラッパのメーカー、ナルディーニの「グラッペリア」(グラッパ専門のパブみたいな所)だと分かったのです。そこで私達も赤茶色のものを飲んでみました。ハーフ&ハーフと呼ばれているちょっと甘いドリンクで、口当たりが良いので危険。生のグラッパは私には強すぎるのですが、これはなかなか気に入りました。

これを食前酒とし、ブルスケッタなどの軽食を出す店で軽いサパー。そのときには、やはりこの地方の名産、プロセッコを頼みました。すると、デカンタに入って出てきたのでびっくり。英国ではちょっと気取って飲む感じのプロセッコですが、地元ではビールのような軽いノリで、コップで飲むものだと分かりました。