たそがれのポルト 3

最終日は、懐かしい感じのする町を走るちんちん電車に乗ってみたり、例によってオープントップの観光バスに乗ってみたり。

今回はとことん晴れ間の少ない旅で、オープントップでは寒風にさらされ、ポルトといえど、さすがに寒かった。

けれど、初めてDouro川河口の大西洋に出たのは面白かった。

大波が荒れ狂っていたが。

ところで、前述のとおり、ポルト市内は崩れ落ちそうな建物がいい味を出しているのだが、荒れ果てた建物がほうって置かれているのが目立ち、ポートワイン産業が斜陽で貧しい町なのだろうかと思ったことだったが、この観光バスでちょっと中心から離れた郊外に出てみたら、なんだか趣味の悪い豪邸が建ち並んでいた。

確かに、タイルを張り詰めた街中の建物も、古いから素敵なのであって、きらきらの新品だったら、ちょっとどうかと思う代物かも。

そういう趣味の方々なんだな、ポルト市民は。

しかしほかの観光地と同様、洗濯物の干し方にはポリシーが感じられた。

絶対に、人に見られることを意識した干し方だ。

朽ちた建物に鮮やかな洗濯物がよく映える。

douro川沿いの、一番の観光スポットでは、色は白だったが、小さいソックスから徐々に大物にエスカレートさせた干し方で、感動を呼んだ(ちょっとおおげさ?)。

ところで、左の写真は「世界一、美しい本屋」といわれているレロ書店の内装。

1869年創設の本屋だそうだが、ここにこういう形で存在したのは20世紀初頭かららしい。

確かに一見の価値がある本屋である。

この旅を終えて、しばらくたつが、今、ポルトガルは火の車。

欧州中央銀行(ECB)や欧州連合(EU)に助けを求めている。

気のいいオジサンたちが沈みこんでなければよいが。

ただね、思うのは、たぶんポルトガルもイタリアと一緒で、数字に表れない「経済」がきっと展開されているだろうということ。

世界をアングロサクソン系ユダヤ人的な視点だけで見ると、実態とはまーったく違っていることが、よぅくあるのだから。

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