墓石という名の町

墓石という名の町

【2014年11月】今回泊まったイタリアトスカーナ地方にあるサンセポルクロという町の名前は「聖なる墓石」というような意味です。

というのも、紀元1000年ごろ、二人の巡礼者がエルサレムにある聖墳墓教会から石を持ってきて礼拝堂を建てたのが町の始まりだからなのだそうです。

15世紀の画家、ピエロ・デッラ・フランチェスカはこの町で生まれ、ここで亡くなりました。

この絵は、市立博物館Museo Civico) にある「復活」という絵です。

1460年に、この町から依頼されてフランチェスカが描いた絵で、代表作の一つ。

現在も町のシンボルとなっています。

こちらに顔を向けて眠っている人物が、フランチェスカの自画像だとか。

この博物館には、もう一つ、彼の代表作とされる「慈悲の聖母」もありました。