スコットランドの島、格安で提供ーー暗い過去のいわく付き

【2017年7月】英国スコットランドの島が325000ポンド(約4745万円)の格安価格で売りに出され、話題になっている。首都エディンバラの小振りのアパート一戸分ほどの値段だが、この島には暗い過去があるという。

この島はリトル・ロス島で、スコットランドの南西部に位置する。広さは29エーカー。寝室が6つもあるコテージ付きだが、過去のいわくも付いている。というのも、1960年、この島の灯台の管理者、ヒュー・クラークさんが殺されたのだ。たまたま島でピクニックを企画した、王立救命ボート協会の職員が遺体を発見して事件が発覚した。捜査の結果、クラークさんの同僚が殺人犯として浮上。逮捕され、死刑の宣告を受けた後、終身刑に減刑されたという。

今回、売りに出されているのは島そのものと、文化財に指定されているコテージのみで、灯台は含まれない。灯台は殺人事件以後、スコットランドの灯台管理局が所有・管理している。

この島の販売を担当している不動産会社では、「英国内だけでなく、世界各地から引き合いが集まるだろう」と期待を高めている。

原文はこちらです。