ブラチスラバ城

ブラチスラバ城

【2016年5月】スロバキアブラチスラバの顔とも言えるブラチスラバ城。旧市街やドナウ川を見下ろす丘の上に建っている白い城です。この写真は、その中の様子。シンデレラが駆け下りたような階段が続いています。見るからに新しい建物ですが、その歴史は13世紀に遡るのだそうです。15世紀にハンガリー国王の公邸となり、18世紀にはマリア・テレジアの夏の邸宅となるなどの変遷をたどり、そのたびに改築されたとか。1811年の火事で焼け落ち、その後150年ほども放っておかれた末、1953年になってようやく復旧工事が始まったとのこと。

今は国の歴史を物語る展示室がいくつかある博物館になっていました。塔の一つに上れましたが、窓が硬く閉まっていたため、窓越しの景色しか見られませんでした。やっぱり、城は外から、景観の一部として見るのが一番素敵なようです。そもそも、中庭まではスムーズにいけましたが、城内に入るための標識が不明確で、人に尋ねて、ようやくチケット売り場を見つけた次第。正面玄関から川向こうが見渡せますが、共産主義時代の建物かなと思われる大きな集合住宅が印象的でした。