【2024年4月】この日は、アルバニア料理を初めて食べました。
世界遺産の町、ベラトで、教会を廻った後のランチにて。
このツアー、ほぼ全部、食事つきなので、連れていかれるままにレストランへ。
伝統的な建物をレストランにしているところで、なかなか雰囲気もあって良かったのですが、そういうわけで、レストランの名前を確認するのを忘れました。
ホテルもやっている大きなレストランだったのですが。
今回のツアー、イタリア人のツアーなので、食事には期待したのですが、全般的に、お昼に良い食事をし、夜はホテルでガッカリの食事でした。
まずは、出されたのはサラダ。
それからチーズとほうれん草のパイが出ました。
このパイはこの後も、食事の度にほぼ毎回出てきたほどに人気の食べ物らしいので、調べたら、ボレクという名前のようです。
この後、どろっとしたトマト味のスープが出た後、メインはムサカでした。
ムサカはトルコ料理として知っていましたが、長年のトルコの支配下にあったアルバニアですから、もうすっかり自国の料理として根付いているのでしょう。
それから、甘いデザートも出るというフルコースで、味はどれも良かったのですが、全部は食べきれませんでした。
この時飲んだのは、ここで作って4年寝かせたという赤ワインをグラスで。
割としっかりした味で良かった覚えがあります。
こういう席上では、ツアー仲間の素性がだんだんわかって来るのが面白いところ。
夫の隣に座ったピエモンテ州から来たカップルのおじさんは、窓屋さんで、ヴェナリア宮殿の修復の際に、窓を担当したとのこと。
それから、一番よくしゃべるおばさんが、お医者さんだということも分かりました。
食後には、丘の頂上の城跡に上りました。
オスマン・トルコに征服される前からある城で、建設にはトルコ兵を使ったとのこと。
その働きが良かったので、城の隅に彼らのためのモスクを作ったそうで、今もミナレットの一部が残っています。
そこから少し下って、下界の町がよく見える見晴らしスポットへ。
丘の麓には、オスム川を挟んで、両側に、伝統的な家々が建ち並んでいて可愛らしいのですが、少し離れると、つまらない景観の新市街が広がっているのが分かりました。
景色を堪能した後、バスが待つ地点に戻る途中の景色は、緑が豊富で、ブドウ畑やオリーブ畑が広がっていて、トスカーナ風でした。