【2014年6月】吸血鬼ドラキュラのモデルとして知られるルーマニアのヴラド公爵が、実はイタリアのナポリの教会に埋葬されていた可能性が高いという新たな見解が話題になっている。
エストニアのタリン大学の研究員が、発見した文書を元に発表した見方で、1476年にトルコとの闘いで戦死したと考えられているヴラド公爵は、実際には、トルコ軍に捕らえられて生き延びたとしている。
当時、同公爵の娘のマリアは、同盟国であったナポリ王国に移住し、現地の貴族と結婚していたが、見つかった文書によると、マリアがトルコに身代金を払って、公爵を引き取ったという。
一方、ナポリのサンタ・マリア・ノヴァ教会に他と調和しない墓石を見つけた研究員が歴史家に持ちかけて調査した結果、墓に記されたシンボルが、ナポリのものではなく、ルーマニアのトランシルヴァニアの貴族のものだったことが分かったという。
研究員らは、墓を掘り返す許可を申請し、ヴラド公の墓であることを立証したいとしている。
英紙デイリー・メールなどが伝えた。
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