
【2025年11月】北イタリア、リグーリア州のサンタ・マルゲリータ・リグレへの小旅行の続きです。
翌朝は、この町の名所と言われるところを巡ることにしていました。

お城を目指して歩き始めましたが、途中で、もう一つの見どころのVilla Durazzo の入り口が見えたので、そちらに寄ることに。
ヴィラそのものは小高い丘の上にあり、そちらに向かう小道が続く庭の入り口を入ります。
蛇行した坂道を上りながら、庭を楽しむ趣向。
自然の中にところどころ花が植えてあったり、像が立っていたり、よくメンテナンスが行き届いている庭でした。

敷地内に他のヴィラや教会もありましたが、入れるのはDurazzoで、入場料は一人€5.50(1000円ちょっと)。
ここは、1678年に、ジェノヴァの有力貴族のドゥラッツォ家が夏の別荘として築いたヴィラだそうです。
19世紀にこの一家の勢力が衰え、別の貴族、チェントリオーネ家に売られます。
このチェントリオーネ家の人々がここを整備・拡張し、さらには、一時は高級ホテルにもなっていたとのこと。

1970年代からは市の所有となっているそうです。
各部屋ごとの分かりやすい説明が書かれた案内書を見ながら見て回りました。
庭にはまばらに人がいたのですが、ヴィラに入ったのは私たちだけで、この豪華なお屋敷をしばし、独り占めできました。
ヴィラの一角に、20世紀のジャーナリスト、ヴィットリオ・ロッシに捧げた部屋がありました。
夫は名前を知っている人で、ジャーナリスト兼文学者として名を馳せた人だそうです。

さて、ここを出た後、最初に目指したお城とか、修道院にも行ってみたのですが、閉まっていました。
季節外れだからでしょうね。
前にも書きましたが、この翌日、この地方は豪雨に見舞われ、大きな被害も出たのでした。
私たちが歩いている時には、かろうじて日の光がさすこともあり、地味ながら美しい景色が楽しめました。
荷物を取りにホテルに戻り、スプリッツで一休み。

飲み物だけのつもりでしたが、チーズやサラミ、フォカッチャなども出してくれて、そしてこれで€15と破格でした。
ドゥブロブニクに爪のあかでも煎じて飲ませたいと思ったことでした。
リグーリアの人はケチだという定説が覆された一件でした。