旅の最後に、災難

旅の最後に、災難

【2024年7月】南イタリアのイスキア島での夏休みも、もうおしまい。

正午にフォリオで泊まっていたエアビーアンドビーをチェックアウトし、旅の前半に行ったレストランLa Tinaia を再訪しました。

南イタリアのイスキア島での旅の最後の午餐
美味しかったエビとイカの焼き物

それほど空腹ではなかったので、私は焼きイカと焼きえびのセットだけ。

タラゴンが入っているらしい黄色いソースが美味しかったです。

イカもエビもしっかりした味で、特にエビのミソが抜群でした。

前回と同じ、フレンチドレッシングのサラダが付きました。

夫はシーフード・ピッツァ。

薄さ加減が好み通りだったようで、満足していました。

それと半リットルのハウスワインで、全部で€43(7000円ちょっと)とやはり、ここはリーズナブルでした。

南イタリアのイスキア島での旅の最後に見つけた日本人建築家による噴水
隈研吾さん作の噴水

そのあとは、ひたすら時間つぶし。

本土に戻るハイドロフォイルが午後3時55分、ナポリからの飛行機は午後8時ごろの便でした。

フォリオの町をぶらぶら歩いていたら、港に面したモダンな噴水が日本人の建築家、隈研吾さんの作品だったことがわかりました。

これまでにも何度も通った噴水でしたが、脇に案内板があるのに気付いたのです。

なぜフォリオに、という疑問は解けないままですが。

その後、ハイドロフォイル、飛行機とも、ほぼ順調にミラノに戻ってきました。

けれど、それからがタイヘン!

リナーテ空港の駐車場に車を置いたことは前述のとおりですが、どこに停めたかを私も夫もすーっかり忘れてしまっていたのでした。

なんとなく、3階と思ったのが外れ、なんとなく、赤い壁だったと思ったのも外れ、係の人に「今、1500台ほど停めてある」と言われた何層にもなった駐車場をうろうろすること約40分。

旅の最後に彷徨ったミラノのリナーテ空港の駐車場
蒸し暑いリナーテ空港の駐車場

途中で、同じ係の人が見回りに来て、「あれ?まだいるの?」。

結局、1階の黄色い壁の一角で、夫が持っていた鍵からのシグナルを受け取って、「ここだよ!」とぴこぴこしていた我が家の車が、とても愛おしく感じられました。

真夜中近くとはいえ、非常に蒸し暑い日で、二人とも汗だくでくたくた。

「次からは、停めたところの写真を撮るように」と言われました。

教訓です。