【2024年7月】南イタリアのイスキア島一の観光名所、アラゴネーゼ城から滞在しているフォリオに戻ってランチです。
島だから物価が高く、レストランも高めなのだな、と前日のランチで思ったのでしたが、とてもリーズナブルなところを見つけました。
しかも、私達のエアビーアンドビーのすぐ近く。
La Tinaia という名前で、入口は小さいですが、中は広々としたレストランです。
私達は屋内のテーブルに落ち着きましたが、外にもたくさんテーブルがあって、人気。
前日行ったレストランより、はるかに地元民の率が高いようでした。
ムール貝のメニューが多かったので、アンティパストにImpepata di Cozze を取って二人で分けました。
これを一人で食べちゃう人もいるのか、と驚くほど大量。
黒コショウが効いていて、ムール貝そのものの味も濃くて、とっても美味しかったです。
私はメインに焼き魚の盛り合わせ。
鯛とアジとメカジキの小さい切り身が焼かれて出てきました。
これじゃあ、量が足りないと思ったのでしたが、食べ終わったら満腹でした。
驚くほどのお味ではありませんでしたが、無難でした。
サラダ付きで、こちらは驚いたことに、いわゆるフレンチドレッシングがかかっていました。
イタリアでコレは初めてだったと思います。
いつも、オリーブオイルとバルサミコ酢ですから。
夫はPolpi Affogati (おぼれたタコという意味)で、タコのトマトソース煮でした。
ワインは白のハウスワインの半リットルで、なんとこれが、€5(約800円)。
私の好みとしては、ちょっと重めの味でしたけれど。
コーヒーを入れて、全部で€59.50也。
うーん、これはお値打ちです。
エアビーで一休みした後、夕方になって着替えて、そぞろ歩きに出かけました。
リゾート地の夏の夕べの賑わいは楽しいものです。
メインストリートをひたすら行くと、突き当りに、原始的ともいえる丸っこい教会が。
ここからきっと素晴らしい夕日が見られるのでしょう。
この日はもう、日没後でしたが。
帰りに、屋外のテーブルでスプリッツとタリエーレ。
タリエーレとはまな板のことで、まな板の上にちょこちょこと食べ物が乗っかったもの。
たいてい、ハムやチーズの盛り合わせなのですが、ここではカポナータ、ニョッキ、肉団子等々、れっきとした料理が出てきました。
そういえば、ミラノで行ったSlow Sud という南イタリア料理のレストランでも同じことがありました。
南イタリアの習慣なのでしょうか。
こうやって、ホリデー中は食べすぎの日々が続き、まるまると太ることになるのです。