結婚祝いに離婚バウチャー?ーーイタリアで

【2020年9月】今月17日に結婚するフランチェスカさんは、上司からのお祝いのプレゼントに愕然とした。封筒に入っていたのは、離婚手続きに要する金額をカバーするバウチャーだったのだ。南イタリアに住むフランチェスカさんが勤める離婚問題などを担当する家族法専門の法律事務所では、最近の離婚件数の多さに大忙しだという。

フランチェスカさんが上司であるカルメン・ポジッリポ氏から受け取った封筒には、カードが同封されており、それには「お祓いと、笑いと、迷信を込めて贈ります」。というのも結婚式は17日で、イタリアでは17は、英語圏の13に当たる不吉な数字なのだ。バウチャーは3年間有効。この期間を過ぎても二人が結婚生活を続けているようなら、これを換金できるという。

ポジッリポ氏によると、イタリアでは結婚3年以内に離婚するケースが急増。これについて同氏は、結婚の高齢化が進み、男女とも経済的に自立した上で結婚する例が増えているため、ちょっとした争いも我慢できず、離婚に踏み切ることが多いのだとみている。同氏は「最初の喧嘩で、一方が荷物をまとめて実家へ戻ることが多い」と話す。そして、離婚にまつわる費用の増大で、お互いが疲弊するのだという。

フランチェスカさんは「日々の勤務の中で、カルメンの言うこともよく分かります。でも、結婚式に多大な投資をしているので、少なくとも10年はもたせたいと思います。私は良い人を選んだと自負しているし」と話している。これに対して、夫になる男性は「このバウチャー、僕側の費用もカバーされるのかな?」。

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