【2024年3月】イングランド南西部のダートマスで散歩を楽しんだ後は、食事です。
友人が予約しておいてくれたシーフード・レストラン、Rockfishへ。
「Tomorrow’s fish is still in the sea(明日の魚はまだ海の中)」がスローガンの店らしく、店の前にも、従業員のTシャツにも書かれていました。
ちょっと洒落てるな、と思った次第。
入口は狭かったですが、奥深い造りのレストランで、内装は気取ってはいませんが、趣はありました。
通常のランチと夕食の間の中途半端な時間だったので、ガラガラでしたが、こんな時間でもしっかり食べられるのが、この国のレストランの良いところ。
欧州大陸、特にラテン系の国では、こうはいきません。
81歳だというちゃきちゃきしたお婆さんがウエイトレスで、テーブルマットに書かれた魚の名前の中から、今日食べられる魚をマークした上で、今日特別の魚の名前を書き込みました。
私はその中から、Megrimというヒラメの一種をメインに選びました。
お婆さんいわく、ヒラメにしては甘味がある味だそうです。
それはよくわかりませんでしたが、美味しかったのは確かです。
スターターには、やはりこの辺りで獲れたイカを選びました。
ただこちらは、タイ料理風の味付けで、ちょっとガッカリ。
ああ、そうでした。
英国のシーフード・レストランでは、こうしたフュージョン系の味付けにするところが、ままあるのでした。
夫は、今日のスペシャルの中から、あんこうを小さくして揚げたものをスターターにし、メインはロックフィッシュ(メバル)のフィッシュ・アンド・チップスと揚げ物が重なりましたが、満足していました。
友達夫婦は、別の魚のフィッシュ・アンド・チップスを選んでいましたが、ちょっと量不足の様子でした。
私にはよくわかりませんでしたが、このお婆さんの喋り方は、この地方、デボン州の訛りが強かったそうです。
友人もこの辺り出身だと言うと、お婆さんが「じゃあなんで、私のように話さないの?」と言っていました。
多分、時と場合によると、友達も方言が出るのでしょうが、知らない人といきなり、ばりばりの方言でしゃべるのは難しいですよね。
前夜に続いて、ここでも話が弾み、食べ終わって外に出たら、もう真っ暗。
ダートマスの夜の顔を少しだけ見て、泊まっていたトーキーに戻りました。