【2023年9月】ギリシャのペロポネソス半島にあるナフプリオに滞在中、もう一か所行ってみたかったのがコリントス運河です。
ギリシャ本土からペロポネソス半島に渡る地点にある運河で、アテネからナフプリオにバスで移動中に、窓からちらっと見えて、とても惹かれたのでした。
バスでも行けるのですが、せっかくなので、運河を行く船にも乗りたいということで、ナフプリオの旅行代理店でアレンジしてもらいました。
コリントス運河までの送迎タクシーが€110(約18000円)、船が一人€28。
今回の旅では、こうした遠足のための費用がかさんだな。
午後3時に待ち合わせで、1時間ほどで現地に着きました。
非常に残念だったことに、この日は曇り。
水の色がくすんでいて、運河のインパクトが半減。
切り立った崖の底に、真っ青に輝く海の色が見えるのを期待していたのですがー。
この地に運河を築く案は、古代ギリシャ時代からあったという話で、ローマ時代に実行に移されましたが中断。
結局、スエズ運河完成に感化されて工事が始まり、1893年に完成したのだそうです。
全長、6343メートルあるとのことです。
私達が船に乗る時間は5時だったので、1時間ほど橋の辺りでうろうろ。
ふと見たら、ここでバンジージャンプをやっている勇気ある人がいるではありませんか。
バンジージャンプを見るのはこれで2度目。
最初は、日本の茨城県でした。
私はパラグライディングとかパラシューティングは機会さえあったらやってみたい気がしますが、バンジージャンプだけはお断り。
どんな気持ちがするのでしょうー。
さて、運河の河口に早めに行ってみたら、すでに乗る船が停泊していました。
グループツアーの人々と一緒です。
確かに、運河は上から覗くだけより、船に乗って進んだ方が、絶壁が迫って見えて面白いです。
絶壁の部分は、思ったほど長くなかったですが。
エーゲ海側から進んで、コリンティアコス湾に出て、ぐるっと方向転換して、また運河を戻ってきました。
船上では皆さん、写真とビデオ撮りに夢中。
船長室にまで入り込んで撮っている人さえいました。
このコリントス運河、今では、こうした観光用の船の航行が主なのだそうです。
メテオラでもそうでしたが、ずっと見てみたいと思っていたモノを見てしまうと、達成感と共に、「ああ、見ちゃった」という脱力感に似たものを感じるものですね。