【2023年1月】今年は、スペイン西部の大学町、サラマンカでお正月を迎えました。
ツーリスト向けの見どころが全て閉まっているお正月の過ごし方については、前日に観光案内所のお兄さんに尋ねてありました。
そして、彼のアドバイス通り、散歩に興じることに。
良いお天気で、散歩日和でした。
まずは、サラマンカを流れるトルメス川に向かって行きました。
というのも、ここにローマ橋が架かっているのです。
ローマ橋は数日前にメリダで渡ったばかり。
サラマンカの橋も健在で、人々が三々五々渡っていました。
ざっと2000年前に作られた橋がヨーロッパのあちらこちらで今も普通に使われているということは、ローマ人の建設いかに優れていたかということですね。
ガイドブックによると、サラマンカのローマ橋は西暦1世紀のもの。
26あるアーチのうち、旧市街に近い方の15がローマ時代のもので、残りは17世紀の修復時のものだそうです。
当時のトルメス川の増水で、橋が損傷したのだとのこと。
橋から見た川は、草がぼうぼうで、自然そのもの。
渡り終わった時だったか、夫がカワウソと思われる小動物を見つけました。
環境が良いのでしょうね。
で、川の対岸の散歩道を歩いたのですが、ずっと続く草むらにはネコがたくさん。
捨て猫対策として誰かが企画したのか、自然に発展したのか、猫の小屋らしきものがあったり、人が置いて行った食べ物があったり。
全部で何匹いるのか知りませんが、私達が散歩中に見ただけでも20匹はいました。
中には怪我をしているネコも。
カワウソと戦ったのかな。
とにかく、自然の中で生きているという点では健康的だなと思った次第です。
20世紀初頭のエンリケ・エステバン橋を通り越し、その次のフェリペ6世橋を渡って市街地に戻ったところにあった公園で一休み。
ベンチに腰掛け、さっき見たカワウソの話をしていたら、木の麓にまた一匹。
今度はしっかり写真が撮れました。
夫が見たサラマンカを説明するサイトにもカワウソが載っていたそうで、サラマンカのカワウソ、実は有名なのかもしれません。