
【2025年12月】年末のモロッコ旅行、タンジェを出た後に向かったのはテトゥアンです。

途中、2度も警察に止められました。
国中のあちらこちらで、無作為に車を止めてチェックしているのだそうです。
後ろの座席でも町の外では安全ベルトをする規則で、していないと罰金300ディルハム(約5000円)が取られるとのこと。
それで初めてベルトをした次第。
着いたテトゥアンは白壁の建物が立ち並ぶ、目にまばゆい街です。
1492年のレコンキスタで、スペインから追われたイスラム教やユダヤ教の人々が建てた町なのだそうで、そのせいかスペインのアンダルシアを彷彿させます。

私たちは、大きなロータリーの一角にある黄色いキリスト教会の前で下ろされ、自由行動となりました。
まずその教会、Église Notre‑Dame‑des‑Victoires de Tétouan に入ってみました。
モロッコがフランスとスペインの保護領になっていた20世紀初め~半ばの時期に建てられた教会だそうです。
あっさりした明るい教会で、私たちのほかには誰もいません。
夫は「明るくて好きだ」と言っていましたが、私はなんとなく、物足りない感じがしました。
折しも、この日はクリスマス。
モロッコでは全く無視されていますが、この日に教会に入れたのは良かったのではないかな。

ここでまた、昔との比較をしますが、30年前に私がこの国を巡った時には、クリスマスの飾りがあちらこちらで見られたものです。
宗教的な意味を持たずにお祭りとして楽しんでいる様子は、日本と共通するな、と思って見たのを覚えています。
それが今はすっかり消えていました。
アルコール規制と同様、イスラム色を強める意図的な政策を採ったようです。
実際、テトゥアンのような地方都市では、女性のほとんどがヒジャブ(スカーフ)をしていました。

私たちは運転手のユスフが指示した通りに歩き、よく整備された広場へ。
たぶん、El Feddan Park という名前の広場だったと思います。
ここから、白い家々が積み重なる美しい風景がとてもよく見えました。
それから、王宮を眺め、トイレを借りるために喫茶店に入ってビスケットとコーヒー。
これまでミントティーばかり飲んでいましたが、ここのコーヒーは美味しかったです。
以上、テトゥアンは、さらっと散歩しただけで終わりました。

観光客も多少はいましたが、普通の人が普通に生活している中堅都市の姿を垣間見られたのは良かったと思います。
ただ、世界遺産になっているのは、メディナ(旧市街)だそうで、そこへ迷い込めなかったのは非常に残念。
まあ、腹八分目で、「またいつか行けたらいいな」と思わせる程度の訪問が一番、いいのかもしれませんね。