
【2024年11月】たまたま訪れたイタリアのヴェネト州にあるペッレストリーナでは、開いているはずと教わったレストランを求めて歩きました。
今度は海沿いではなく、一本入った通りを行きます。
これまで、ほとんど人にすれ違わず、閑散としていた町でしたが、こちらには少しばかり人がたまっているカフェが。
そして、教わったレストラン、Ai Pescatori にも、けっこう人が入っていました。
我々が乗った定期便の船から降りた大勢の人々は、こういうところに潜んでいたのですね。
いかにも、地元の食堂といった風情でしたが、かなり広いレストランでした。
メニューには英訳が付いていた上、給仕の人たちも英語が話せたので、シーズン中にはペッレストリーナにも外国からツーリストが訪れるようです。
スターターは通常、一皿取って夫と分けるのですが、今回、一皿ずつ注文。
私のは、エビとサーディンのSaore’というのにしてみました。
この地方の伝統料理で、玉ねぎ、ビネガー、松の実、レーズンなどと一緒にマリネしたもの。
何となく、懐かしい味で、お節料理の中にありそうだと思いました。
夫はアンティパスト・ミスト。
その中にイカの卵がありました(メインの写真の手前)。
白っぽい小さい塊がコロコロしています。
いくつかもらって食べてみましたが、多少、甘味があったけれど、特に強い味はなかったです。
イカの卵を食べたのは、これが初めてです。
それから、タコの脚に内臓が詰まったものも(メインの写真の奥)。
夫はこうした変わった食べ物が苦手なので、私がもらったのですが、タコ味噌かと思える味でした。
でもタコには味噌はないそうで、内臓の詰め物だったようです。
なかなか濃厚で、私は好きでした。
一般的ではなく、稀な漁師料理だったようです。
食べられてラッキー!
メインには私がシーフード・グリルの盛り合わせ、夫が揚げ物の盛り合わせ。
小さいヒラメ(かな?)とエビがとても美味しかったです。
とにかく、大満足で、大満腹。
ハウスワイン半リットルとコーヒーを入れて、全部で€77.10(約12500円)と、とてもリーズナブルでした。
人々の感じも良く、近かったら、リピーターになりたいレストランでした。
食後、腹ごなしに、行きとは反対側の海辺に出てみたら、灰色の塀が長く続いていました。
塀の上の上れる部分があり、ちょっと上ってみたら、反対側は自然のビーチになっていました。
夏はきっと、こちら側がにぎわうのでしょう。