【2012年6月】エオリエ諸島での最後の夜は、タクシーの運転手に薦められた「フィリッピーノ」というレストランに行きました。
1910年創設の老舗です。
フィリピンとは全く無関係で、小さいフィリッポという意味の店名です。
ここで隣り合わせた家族がどうやら高貴なお方だったらしいのです。
店長が出てきて「王子様、お母様のお加減はいかがですか」なんて言っているのです。
そして彼らがメニューの何かを気に入ったらしく「そうでございますか、明日にでもひと箱送らせます」ですって。
昔読んだ小説で映画にもなった「山猫」を思い出しました。