ガイドの人生

ガイドの人生

【2013年8月】サントリーニでの最初のツアー・ガイドは写真のドイツ人女性でした。

けれど、参加した顔ぶれが、イタリア6人、ロシア人2人と私でしたので、彼女はイタリア語と英語で案内してくれました。

強烈なキャラの持ち主で、彼女が案内している最中の私語は許されません。

立ち位置も指定します。

けれど半日を共にするうちに、それなりの愛着も沸き、彼女のたどってきた軌跡も伝わってきました。

若いころイタリアのフィレンツェに住んでいた時に知り合ったボーイフレンドとドイツのシュツットガルトに移住。

けれど、あるとき、彼と仕事をほぼ同時に失ったため、心機一転のためにサントリーニに渡ったそうです。

そこでカナダ人男性と知り合い結婚したけれど、15年前に離婚したとのこと。

ギリシャには31年住んでいて、今は冬場はアテネで過ごし、夏の間だけサントリーニに仕事をしに来るそうです。

誰にでもドラマはありますが、彼女のは国をまたいだドラマチックな人生だなあと感心したことでした。