【2015年12月】チリのサンティアゴは、この写真のサンタ・ルシアの丘のふもとから始まりました。
1541年2月12日にスペインの征服者、ペドロ・デ・ヴァルディヴィアがここで町の建設を宣言したのだそうです。
その後、教会、裁判所、刑務所、市役所などを急いで整え、ここを拠点にチリの各地へ出向いて征服活動を続けました。
その途中、南部の先住民、マプチェ族の激しい抵抗にあい、ヴァルデイヴィアは1553年に殺害されました。
その死に方が、残酷。
どろどろに溶かした金を飲まされたとか、死ぬまで槍で突かれたうえ、胸を開いて心臓を切り取られたとか言われているそうです。
まあ、平和に暮らしていた先住民にとっては迷惑な相手ですからね。
サンタ・ルシアの丘そのものは、長く放っておかれたらしいですが、1872年になって、150人の囚人を動員して公園に作り上げたとのこと。
そんなに高い丘ではないのですが、古い階段がつるつる滑りやすく、上り下りに一苦労。
丘の上からの景色は一見の価値がありました。