【2014年1月】久しぶりにマシュー・ボーンの「スワン・レイク」をロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で観ました。
白鳥が全員、男性ダンサーであることで、1995年の初演のときに世界をあっと驚かせた作品です。
その後、すっかりモダン・ダンスの定番として定着。
私も今回で三回目でした。
パンフレットを読むと、この間に少しずつ改定されているようで、笑いを誘う場面を減らし、ドラマを盛り上げる要素を加えたとのこと。
確かに、以前、大笑いした場面がなくなっていました。
笑ったのはおそらく、慣れ親しんだクラシック・バレエの白鳥の湖とのギャップに驚いたためで、この「スワン・レイク」はすでに独り立ちして成功しているわけですから、驚きや笑いは不必要なのかもしれません。
今回は意外と、女王の存在感を強く感じました。