【2024年1月】滞在していたイタリアのシチリア島、パレルモから列車でチェファルに遠足しました。
まずは、パレルモの宿の近くのサン・ドメニコ教会付近から、初めてバスに乗りました(€1.80≒305円)。
年明け早々だからでしょうか、ガランとした駅に窓口が一つだけしか開いていなくて、長い列。
チェファルまでは片道€7.10でした。
ほぼ駆け込み乗車で9時半過ぎのローカル列車に乗り込んでみたら、とても混んでいました。
海沿いを行くので、良い眺めです。
1時間かかると思っていたですが、40~50分で到着。
そもそも、なぜチェファルかというと、ずっと前から美しい海辺の町だと聞いていて、一度行ってみたいと思い続けていたからです。
あらためてガイドブックを見ると、チェファルの写真が表紙に使われています。
そして、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の舞台として使われたと書いてあります。
いい映画でしたよねー。
町を見下ろす丘の上には城跡があります。
これは、もともとアラブの要塞だったところを、ノルマン人が1061年に建て替えたものなのだそうです。
ガイドブックによると、Salita Saraceni という階段を45分ぐらいかけて上ると、ここに行き着き、絶景が見られるとのこと。
今回、私が病み上がりだったこともあり、私達は見送りましたが。
私達は、特に計画もなかったので、下界の町をぶらぶらと歩きました。
階段に美しいポットが並べてある様子を見ると、観光地として町の美化に努めているのが分かります。
大きな広場に出て、その先に立派な大聖堂が。
アラブ・ノルマン様式の建築物としては有数なものだそうで、有名なモンレアーレ大聖堂より古いのだそうです。
構えが立派な割に、中は簡素に見えました。
一部修復工事中だったからかもしれません。
ここを出た後は、美しいと定評のあるビーチへ向かいました。
古い家屋がビーチぎりぎりまで建て込んでいる光景に味わいがあります。
冬なので、海には入れませんが、水は澄んできれい。
ふと見ると、海に入っている人々が。
どこにでもいるものですね、こうしたのぼせ者が。
確か、2年前のポルトガルでの年末年始にも、冷たそうな海に入っている人たちを見ました。
それから、たまたま見かけた16世紀の洗濯場に下りて行きました。
「下りて」というのは、通りから4メートルほど下にあったからです。
カーブしたちょっと素敵な広い階段を下りました。
泉が湧き出るところにいくつもの人工の水たまりが作ってある所で、その昔、洗濯女たちがここに集まって、がやがやおしゃべりしながら働いていた様子が想像できました。