シュリーマンは泥棒

シュリーマンは泥棒

【2012年8月】有名なトロイの遺跡を見学しました。

ホメロスの「イーリアス」に出てくる架空の町だと思われていたのをドイツのアマチュア考古学者のシュリーマンが「絶対に実現する」との信念から探し当てて発掘した--と学校で習った覚えがあるのですが、シュリーマンはそれほど立派な人物ではなかったようです。

ここから発掘されたいくつもの宝を持ち去った泥棒だったとか。

宝物はベルリンの博物館に保管された後、第二次大戦後、ベルリンを占領したロシアに渡り、今もそこにあるんだそうです。

我々のツアーのガイドだったエロルによると、事業家だったシュリーマンは55歳のときに好きなことをして余生を過ごすために、まず離婚し、次にホメロスに詳しい女性を募集。

その結果、若いギリシャ人女性と再婚し、宝探しに専念したのだそうです。

ちなみにトロイの町は時代を追って、1から9までの段階があることが分かっており、今も発掘が続いているという話でした。