
【2025年10月】日が短くなりすぎる前に、秋の光景を楽しもうと、イタリア、ロンバルディア州のピッツィゲットーネを訪れました。
ミラノの南東66キロぐらいのところにある古い町で、我が家からは1時間ちょっとのドライブです。

アッダ川を挟んだ両側に集落のある小さい町で、城壁に囲まれています。
ピエトロ教会という派手な教会の近所で車を停め、川の方向へ歩きました。
ランチの予約がしてあったレストランの時間までに間があったのに、もう、空腹だったので、川沿いのエノテカ、The Bridge に入ってプロセッコ。
少量ながら、ちゃんとおつまみのチーズやハム付きで、2人で€7(1200円余り)という安さに驚きました。
ドゥブロブニクに爪の赤を煎じて飲ませたいと思ったことでした。

そして橋を渡って町歩き。
12世紀からの歴史がある教会とか、フランスの王様が幽閉されていた塔とかは橋のこちら側にありましたので、中心はこちらなのでしょう。
私たちはさらっと散策し、予約していたレストラン、Trattoria del Guado へ。
出かける前の朝、夫が電話で予約した際、「二人だったら大丈夫です」と言われたそうですが、確かに満員。
断られている人々もいました。

私たちのテーブルはいかにも末席の端っこでしたが、逆に落ち着けました。
入り口に年配のおばさんがいて、客が何かを質問したところ、彼女は「ああ、それは孫に聞いてみて」と言ったところを見ると、まさに家族経営のレストランです。
私たちはスターターに、ハムの盛り合わせと酢漬けの野菜を取って分け、私はメインにチンギアーレ(イノシシ)の煮込み。
イノシシは久しぶり。
臭みが全くない、マイルドな味のお肉。

素朴で美味しかったです。
付け合わせには、ポレンタの代わりにズッキーニを頼んだのですが、両方ともついてきました。
夫はソーセージとポルチーニのパスタ。
満足の行く味だったそうです。
見た目には少量でしたが、けっこうリッチで、二人とも、これで満腹になりました。
コーヒーとハウスレッド半リットルを含めて、€61(11000円ちょっと)。
こういう田舎町の気取りのないトラットリアは大好きです。