この風はボーラと呼ばれ、主に冬に吹く北風です。
ひどいときには風速150キロにも及ぶとのこと。
このため、トリエステには道に沿った家々の壁に写真のような手すりがついているところがあります。
風に吹き飛ばされないように、つかまるためです。
たまたま見かけた手すりは坂道にあったので、非力の私はこれにつかまりながら、坂を上りました。
ボーラは吹いていなかったんですけれど。
その翌日、悪天候だったときに、ホテルの人が「少しボーラが吹いているから、明日船が出ないかも」という言い方をしました。
それとは知らず、ボーラが体験できたんだな、と少し嬉しかったです。