マルクスの墓、そしてレストラン

マルクスの墓、そしてレストラン

【2022年8月】ロンドンにあるハイゲート墓地の西側ツアーを終えた後、もちろん、東側にも入りました。

ハイゲート墓地のマルクスの墓へのお供え物
花のほかに食べ物が

西側ツアーに参加した人は、東側には無料で入れます(東だけだと、£4.50要ります)。

東側は、西側より新しく、1860年のオープン。

ここの目玉はもちろん、カール・マルクスの墓です。

私達はすでに、西側をたっぷり見学した後だったので、マルクスへ直行しました。

どーんと顔が乗った威圧的なお墓です。

奥さんや孫の名も連なっていたので、一緒に入っているのでしょう。

花のほかに、妙な食べ物が供えられていたのが変でした。

ハイゲート墓地のマルクスのオリジナルの墓に供えられていた物
マルクスのオリジナルの墓には毛沢東の本が

貰ったパンフレットを見ると、これとは別に「マルクスの墓・オリジナル」というのがあるようです。

ネット情報によると、この立派なお墓は、1954年にメモリアルとして建てられたものだそうで、最初はもっと地味な普通のお墓だったのでした。

せっかくなので、オリジナルの方へも探し探し行ってみたら、面白いことに、お供え物として、中国語の毛沢東の本が並んでいました。

この東側の墓地には外国人のお墓も多く、イラン人、中国人、ポーランド人なども眠っています。

ハイゲート墓地東側の様子
お花畑のような子供の墓

お花畑のようになっている若くして亡くなった子供のお墓もありました。

今回のお墓訪問、晴天に恵まれたせいか明るく楽しい雰囲気で、エディンバラの時のような暗さは全くありませんでした。

イタリアのミラノのモニュメンターレとか、ブエノスアイレスのレコレータ墓地を思い出しました。

さて、それからが大変。

予約していたレストランへ向かったのですが、バスがあるはずなのに、空腹が限界に近かった夫が地図も見ずに先に立ってどんどん歩きます。

ハムステッド・ヒースの丘から見たロンドン
ロンドンの町を遠くに見渡す

地図を見ているのは私なのに。

おかげで、ハムステッド・ヒースの一部を歩く羽目に陥り、けっこうな坂を上って下りました。

丘のてっぺんからはロンドンの町が遠くに見渡せたのはボーナスでしたが。

この日のレストランは、Mimmo La Bufala という名前のイタリアン

カラマリと、カニの身入りのコロッケを夫とシェアして前菜とし、私はメインにシーフード・リングイネ。

ロンドンのレストラン、Mimmo La Bufalaのシーフード・リングイネ
秀逸のシーフード・リングイネ

パスタ料理の割に£24強(3900円ほど)もしていただけあって、具だくさんで、ソースの味も秀逸でした。

夫はカニのスパゲッティ。

このパスタがはるさめのように細かったです。

デザートとワイン一本も入れて、全部で£100弱。

リモンチェッロも付いたし、パンが無料だったようだし、まあまあかな。

ウエイターはパレルモ出身でヴェネチアにも住んでいた人で、色黒でぱっと見にイタリア人に見えないタイプの人。

夫がミラノ出身だと言うと、「話し方で分かったよ」と言っていました。