【2015年5月】イングランド南西部デヴォン州の町、ボヴィー・トレイシーでは、たまたまモリスダンスを見ることができました。
これは英国の伝統的なフォークダンスで、通常、春の到来を祝う5月祭で踊られるものだそうです。
足に鈴をつけて、リズミカルに棒を振り回したり、ぶつけあったりする踊りです。
かわいらしい民族衣装を着て踊るのがふつうだと思いますが、ここのはどういうわけか、皆さん、ヘルズエンジェルのような凄みがありました。
顔を黒く塗るのは一部の地方で伝統だとのこと。
「モリス」という言葉は「モーリッシュ(ムーア人の)」という言葉から来ているそうで、黒い顔はムーア人をイメージしているのかもしれません。
調子の良い音楽はアコーディオンや、それより小さ目のコンサーティーナ、バイオリンや小太鼓などで奏でられます。
ここでは、三つのグループが代わる代わる踊りを披露していました。