【2008年12月】チュニジア南部へのツアーの後、チュニスに戻ってきました。
El Hana というロケーションの良いホテルに泊まったのですが、ここのエレベーターの前で友達が男性に話しかけられたのがきっかけで(つまりナンパされたわけですな)、その人の友達と四人で食事をすることになりました。
彼らはリビア人で国営石油会社に勤めていると言っていました。
まだカダフィ大佐の時代です。
リビア人なんかにそうそう出会えるものではない、と興味津々。
当時私は、原油価格の動向に興味があったので、状況をいろいろ尋ねました。
たまたま国際石油機構(OPEC)の会合の直後で、OPECが減産を決めたのに、原油価格が北海ブレントで1バレル34ドルに下がったという話をした覚えがあります。
現在(110ドルぐらい)と雲泥の差ですね。
彼らはおそらく、ナンパした女性と原油の話をする気はなかったんだろうと思いますが、私はいろいろ学んだ意義あるひと時でした。
後に当時の会社の同僚に聞いたところ、自由の制限が厳しいリビアからお酒を飲みにチュニジアを訪れるリビア人というのがよくいるとのことでした。
そういえば彼らは、絶対自分達の写真を撮ってはいけないと言っていました。