【2023年11月】この日は早起きして松戸市にある実家から山梨県の勝沼へ遠足しました。
一時帰国する度に会う友達がアレンジしてくれたのです。
新宿駅の9番線には人が溢れていて、特に外国人の姿が多かったです。
富士山方面へ行く人々のようでした。
私達は特急かいじ7号に乗り、勝沼ぶどう郷へ。
1時間半ほどの道のりのはずですが、途中で「異音のチェックのため」列車が立ち往生。
かなり遅れて到着しました。
駅の外に出ると、見渡す限りのブドウ畑。
日本でこんな光景を見たのは初めてです。
駅から下って上ったところにあるのが、目的地の「ぶどうの丘」。
バスもあるようでしたが、私達はてくてく歩いて行きました。
秋晴れのこの日、ぶどう畑もさることながら、柿がたくさん干してあるのも見ものでした。
この「ぶどうの丘」はワインを作っている施設ではなく、付近のワイナリーの製品を集めて売っているところです。
一人¥2200も払って、タートバンなる金物の容器を買います。
これはワインの試飲用のお皿で、昔々、フランスのブルゴーニュ地方のワイナリーを訪れた時に似たのを使ったのを思い出しました。
このタートバンには黄色い紐が付いていました。
この日は黄色の日なのです。
「他の色の紐が付いたタートバンは使えない・タートバンを複数人で使ってはいけない・他の容器で試飲してはいけない」と注意書きがありました。
これを持って地下に下ります。
ワインセラーの雰囲気がある薄暗い部屋の棚にずらっとワインが並んでいて、通路に並ぶ樽型のテーブルの上に試飲用のワインが置いてありました。
これを自由に飲んでみて、気に入ったものがあったら、棚からボトルを取って上の階で支払うという形です。
ただ、赤はミディアム・ボディ以下しか試飲できず、フル・ボディは別料金。
ちょっとけち臭いですよね。
タートバンの料金を考えれば、全てを試飲して酔っぱらう人も多いのでは。
さて、私達は11時半に洋食屋の予約が入っていたので、地下はそこそこにしてレストランへ。
展望レストランということで、確かに良い眺めです。
ちょっとかすんでいましたけれど。
ここでサラダとビーフシチューを食べました。
日本のビーフシチューらしいこってりした味で、肉はとろとろに柔らかくて美味しかったです。
かなり脂身もまざっていましたが。
ワインは4人で1本。
これもミディアム・ボディでした。
食後、初期段階の紅葉の暖かい色合いを楽しみながら、辺りを少し散歩。
ただ、妙に暑い日で、おそらく25度ぐらいあったのではないでしょうか。
そして、再度、地下に下りて、今度はもっと真剣に味見。
飛びつくようなお気に入りは見つかりませんでしたが、私達は結局、デザートワインになりそうな甘いロゼを1本買いました。
友達たちも、それぞれ1本ずつお買い上げ。
良い景色を見たり、おしゃべりに花を咲かせたりと、充実した一日でした。