ワインを浴びながらマラソン大会ーーイタリアのピエモンテ州で

【2017年9月】ワインの産地として名高いイタリアのピエモンテ州で3日、ワインのスプレーを浴びながら走るマラソン大会が開かれた。この大会は、カンネッリ・ワイン・ランというイベント。国の内外から、老若男女、約1000人が参加した。

カンネッリは、イタリアのスパークリングワイン、スプマンテが150年前に生まれた小さい町。世界遺産ともなっているランゲ地方にある。今回の大会は、この地方のワイナリーを巡りながら、約5キロを走破するというもの。スピードを競うものではないため、走らずに歩いてもよいという。1キロごとに、参加者にはワインのスプレーが降りかけられた。参加者は異なる5種のワインの香りや味を全身で受け止めながら走るというのが趣旨だ。

ちなみにスタート地点では、スターターピストルの代わりに、スプマンテの栓を抜く音が使われた。完走した参加者には、この地方で作られるAperitivo Ramazzottiワインがグラスで振る舞われた。

参加者が浴びた5種のワインは以下の通り:Ruchè di Castagnole Monferrato、Asti Spumante 、Barbera d’Asti dei consorzi、metodo classico delle «Cattedrali sotterranee» 、Moscato Canelli

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