【2024年11月】何しろ、この11月、北イタリアは晴天が続いたので、今度はエミリア・ロマーニャ州まで足を延ばし、Castell’Arquato という町に出かけました。
カタカナで書くと、カステッラルクアートになるのかな。
何度言っても覚えにくいですよね~。
なぜここにしたかというと、以前に行ったソンチーノ同様、「イタリアの最も美しい町」と「歴史のある町」の両方の本に載っていたからです。
行ってみたら、丘の上の石造りの町で、教会、城、宮殿風の建物などが目白押し。
ちょっとチェルタルドを思い出させるたたずまいでした。
小さい町なのに、駐車場が1から5まであるところを見ると、ツーリストがたくさん訪れる町であるのは確かです。
それにしては、丘の下の方の通りには空き家(店)が目立っていましたが。
見上げた景色良し、見渡した景色良し。
久しぶりにカメラでたくさん写真が撮れて、気持ちよかったです。
この町の歴史は、アウグストゥス時代(紀元前27年から紀元14年)にさかのぼるそうです。
中でも見ごたえがあったコレジアート教会は、地元のマーニョと呼ばれる貴族によって建てられたと言われているとのこと。
1117年の大地震でかなり壊れた後、1122年に再建されたのですが、18世紀に下手に改装したため、古い建築の良さが失われたとか。
その後、長い年月をかけて修復し、今見られるのは、ほぼオリジナルの形だそうです。
で、この教会の何が良かったかというと、聖カタリナ礼拝堂です。
壁も天井も、素晴らしいフレスコ画で埋め尽くされています。
これは一見の価値あり。
そして、ここだけ、録音された案内があります。
このチャペルの入り口に機械があって、1ユーロ(だったかな?)を入れて、言語を選ぶと、説明が始まります。
私たちは英語で説明を聞きました。
このコレジアート教会の次に良かったのは、Rocca Viscontea という城跡からの眺めです。
このお城は軍事用の砦で、1343年に建てられたそうです。
お城そのものは特に、見るものはありませんでしたが、塔の上の上って見渡した景色は素晴らしかったです。
古い石畳の通りそのものも魅力。
小さい町なので、何度か同じ通りを通りましたが、まったく飽きがきませんでした。