
【2025年12月】モロッコの青い街、シャウエンを後にして向かったのは、古都メクネスです。
ここも、私は30年前に訪れています。

その時にとても良い印象があったので、旅程に組み入れてもらったのですが、エージェントがあまり乗り気でない様子だったので、変だなと思ったのです。
調べたら、2010年にミナレットが崩壊して、たくさん人が亡くなったそうで、それが原因かな。
さらに、他の都市が観光地としてツーリスト呼び込みに力を入れたのに対して、メクネスはその波に乗り遅れたということがあるようです。
それを挽回しようとしているのか、今回、行ってみたら、どこもかしこも修復工事中。
昔々の記憶では、黄色の壁が迷路のように連なっていて、神秘的な良い雰囲気を醸し出していた所があったのですが、どうも、そこも工事中のようでした。

なので、あまり見るべきものもなく、エージェントが躊躇したのでしょう。
今回は、このマイナス点に加え、なんと、夫が絶不調。
朝食に食べた揚げドーナツのような物に当たったらしく、気分が悪くて悪寒もしていたようです。
それで町に着いても歩き回れず、ランチ用に連れていかれたツーリスト向けレストランでは、水とコーヒーだけで出てきました。
常備薬を飲み、車の中でしばらく休んでいたら、だいぶ気分が改善したとのこと。
私はその間、運転手のユスフが2カ所ほど回ってくれた見どころで降りて、一人で少し歩き回りました。

その一つはバブ・マンスールという18世紀初頭の威厳のある門、もう一つはヘリ・エス・スワニという同時期の穀物倉庫と馬小屋の外壁だったと思います。
観光の一番の要所であるムーレイ・イスマイルの廟だけは、二人で見ることができました。
イスマイルは17~18世紀に国を統治した人で、メクネスを首都に定め、町を築き上げたのだそうです。
靴を脱いで上がるこの廟には、スペインのアンダルシアでよく見たのと同じタイルが敷き詰められてありました。

ガイドが付いたわけでもないので、私たちは絢爛豪華なイスラム建築をさらっとめでて、出てきた次第。
この町は、修復工事が終わった後に再訪するしかないですね。
車で通った感じでは、町を囲む城壁に存在感のある町のようで、いつかまた訪れて歩き回りたいものです。