【2014年2月】イタリア中部の町、アレッツォの靴屋の店主、このところ毎月、現金が盗まれているのに気づいた。
過去4ヶ月で計1500ユーロほど足りない。
疑いの目は二人の従業員に向けられた。
店主は地元の探偵会社ファルコ・インヴェスティガツィオーニを雇い、隠しカメラを設置。
カメラの記録によると、果たして、従業員の一人が定期的に、レジから現金を盗んでは、自分の銀行口座に入れていることが分かった。
そこで店主は、その女性従業員がレジから200ユーロを取り出しバッグに入れたところを見計らって、詰め寄った。
彼女は涙を流しながら全てを認め「夫が数ヶ月前に失業し、私の給料だけでは子供達を養えない」と訴えた。
店主は彼女をクビにせず、1500ユーロの返却を申し渡した上で、彼女の給料を引き上げたとさ。
イタリアの全国紙La Nazione のアレッツォ地方版が伝えた。
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