
【2025年1月】南イタリアのソレントで迎えたお正月、良いお天気でした。
それで、そのつもりはなかったのですが、カプリ島へ行きました。

という言い方をすると、イタリアの観光地トップ100の14位に位置しているカプリに失礼な気もしますが。
そもそもは、バスでポジターノに行こう、と話していたのでしたが、駅前のバス停には人が三々五々集まっているばかりで、バスは来ません。
誰かがどう調べたのかわかりませんが、「今日はバスは運行されていないようだ」という話が人々の間に広まりました。
それほどに、何も情報がないのです。
数日前にアマルフィからソレントへ船で帰って来たので、船でポジターノに行けるかもしれないと思い、我々は港に行ってみました。
すると、運行しているのが、カプリ行きのみだったのです。
それなら、カプリに行こうか、ということになったわけです。
カプリ島に着いたのはいいのですが、店など何もやっていないという話だったので、着いたらすぐに、島をぐるっと巡る観光船に乗りました。
文字通り、島の周りをまわる行程で、約1時間。
一人€23(約3700円)と安くないのですが、こういう場合、四の五の言っていられません。
一応、イタリア語と英語で船内案内があるのですが、音がいまいちで、私は集中できませんでした。
カプリ島と言えば青の洞窟ですが、元旦のこの日は閉まっていました。
私はその昔、一度だけ見たことがあり、それはそれは神秘的で素晴らしかったので、夫にも見せたかったのですけれど。
まあ、日本の田沢湖も相当なものですが。
今回、その代わりに見たグリーン・グロットもキレイでしたよ。
本当にエメラルドのよう。
夏だったら、ここに飛び込んだりするのでしょうか。
それからカプリ島の名物のファラリオーニ岩。
三つの岩が海からにょきっとそそり立っている様子は見ものです。
真ん中の岩、メッツォにはきれいな形のアーチがあります。
あまりにも完璧な形なので、夫は人の手が加わっているのではないかと疑っていました。
調べた限りでは、自然の産物らしいですけれどね。
この下をキスしながら通過すると、永遠の愛が得られるとかいう伝説も。
何しろ景色が素晴らしいので、たくさん良い写真が撮れました。