【2025年4月】ドイツのテュービンゲンで舟遊びに興じた後は、ランチです。
あらかじめ決めていた、Gasthaus Baren というレストランへ急ぎました。
なぜ急いだかというと、前日、エスリンゲンであわや昼食難民になりかけたからです。
でも、その必要はありませんでした。
こういう天気の良い日は、皆さん、外のテーブルで食べたいもののようで、屋内のテーブルは空いていました。
古い小じんまりしたレストランで、風情あり。
メニューはノートに手書きでした。
この中から、シュニッツェルとソーセージという「ドイツに来たからには食べたい」と思っていた料理を注文して、目的を達成ーー。
と思ったのですが、出てきたものは予想とだいぶ違っていました。
まずシュニッツェルは、小ぶりのチキンを揚げたものでした。
そして、ソーセージと思って頼んだものは、イモでした。
正確に言うと、イモの細切れに卵が絡めてあって、そこにチョリソーのようなソーセージが細切れで混ざっていました。
まあ、これはこれで悪くはありませんでしたが。
この辺りの料理はシュヴェーベン料理というものだというのは、前日のエスリンゲンで学んだのでしたが、ドイツもイタリアと同様、地方によって食べ物がだいぶ異なるのですね。
そういえば、ずいぶん昔、ドイツ西部のヘルシュタインに行ったときに食べた料理にも意外性がありましたっけ。
デザートには無難に、アプフェルシュトゥルーデルを一つ取って、二人で分けました。
これもまた、イタリアなどで食べるのと少し様子が違っていて、もっとぐちゃっと柔らかく、クリームソースがたっぷりかかっていました。
美味しかったですよ。
以上にハウスレッドを半リットルと、コーヒーで、お会計は€59.30(1万円ちょっと)でした。
ここへ来る途中も、この後の町歩きも、旧市街には、木組みのドイツらしい家々が並び、撮りたい景色が目白押し。
前日のエスリンゲンと似てはいますが、旧市街がかなり広く、天気が良かったせいもあり、色とりどりの街並みが輝いて見えました。
エスリンゲンと同様、ここのマルクト広場にもラットハウス(市庁舎)があり、名所の一つとなっています。
なんでも、そもそもは1435年に建てられたそうで、最初は二階建てだったのが、徐々に改築されて地下を入れて4階建てになったとか。
市庁舎として定着する前に、病院や牢獄、店などとしても使われたそうです。
今もれっきとした市庁舎ですから、こんな可愛らしい建物に通勤する職員がいるというわけですね。
私たちは、見晴らしがよいとされるホーエン・テュービンゲン城を目指しました。