【2024年2月】北イタリア、ロンバルディア州のソンチーノでは、着いたとたんにランチ用にレストランを予約したのでしたが、予約しておいて、本当に良かったです。
Antica Rocca という名前のレストランだったのですが、我々は一番乗り。
でもその後、続々とお客さんが入ってきて、あっという間に満員になり、予約無しの人たちが断られていました。
外観は普通でしたが、入ると、レベルの高いレストランであることが一目瞭然。
白いテーブルかけのきちっとしたテーブルが並び、給仕の人たちも制服姿できちっとしています。
女性オーナーの息子がソムリエでした。
半ボトルに種類がいろいろあったのは、ありがたかったです。
二人で1本には、少々無理を感じる今日この頃なので。
この日はサルデーニャ島のテンピオ・パウサニアのワインにしました。
私達の好みに合うしっかり、ずっしりした味わいで、正解でした。
私はスターターに、カタツムリ6個。
ブルゴーニュ風と書いてありましたが、確かにフランスっぽいプレゼンテーションで、ガーリックが効いていて美味しかったです。
夫はアーティチョークのサラダ。
千切りのアーティチョークの上にチーズが乗っているもので、美味しいと言っていました。
メインには、Ossocollo di Maiale というポーク料理。
Ossocollo とは、豚の首付近のお肉を塩漬けにしたものだとかで、脂身もあったけれど全然、重すぎず良い味わいでした。
付け合わせには、「緑のキャベツ」と名の付いたほうれん草よりちょっと硬い野菜。
夫はこの同じ野菜が入ったラビオリ、Tortelli al Cavolo を選びました。
彼にしては珍しい、ベジタリアンの食事で、ちょっと量が少なそうでした。
デザートには、Sbrisolona という硬い焼き菓子にザバイオーネがかかっているモノ。
アーモンドが入った焼き菓子は味はいいのですが、やや硬すぎで食べにくし。
でも私はザバイオーネが好きなので、満足でした。
セミフレッド好きの夫は、Semifreddo al Torrone。
それぞれ、ソムリエさんお薦めのデザートワインを飲みながら。
これだけ完璧にスリーコースを食べて、お値段は€99(16000円ちょっと)。
割安感がありました。
スタッフの感じも良かったし、満足度は期待を超えていました。
こんな小さい町に、こんな質の高いレストランがあることも、イタリアの奥深さの例ですね。