【2023年12月】イタリアのシチリア島、パレルモでの大晦日、こういう日は開いているレストランも限られるだろうから、と旅行に出かける前から予約を入れて期待していたレストランでしたが、結果を言うとダメでした。
残念なレストランのことも書いておかなくちゃね。
Osteria Nonna Dora という名前で、泊まっていたエアビーアンドビーの主も推薦していたし、オンラインの評判も良かったところです。
まず、そんなに早くから予約していたのに、入口付近の末席に案内されました。
夫がむっとして、「あっちの席に変えてくれ」と言うと、「あちらには予約が入っていてー」と答えるので、「私達も早くから予約していた」と抗議をしたら、ようやくテーブルを変えてくれました。
そちらに座って分かったのですが、奥の部屋に、大きなテーブルが用意されているのが見えました。
35人だかの大きな団体が入ることになっていて、そのためか、プロの給仕でなく、臨時のバイトを雇っているようでした。
さらにヒドイことに、前菜に注文したカポナータを食べ終わる前に、メインを運んできたのです。
これには驚きました。
イタリアでこんなことがあるなんて。
少し前に、スコットランドのオーバンで似たことがありましたが、その時は、私達が急がせたという理由があったからなのです。
そんな所なのに評判が良いものだから、どんどんお客が来て、バイトの給仕が断っていました。
ただし、食べた物は悪くなかったです。
カポナータも美味しかったし、私がメインに選んだイカのグリルも美味。
夫のメカジキは、揚げて丸めて、串に刺してありました。
でも、印象が悪かったので、デザートは食べず、さっさと出てきました。
半ボトルのワインも入れて、お値段は€45.50と、とてもリーズナブル。
それで人気があるのかな。
レストランでの良い体験を期待せず、安く美味しい物を食べるというだけなら、ここでも良いのかもしれません。
ところで、このレストランへ行きつく前に、パレルモで有名なクアトロ・カンティという四つ角を通りました。
ここに面した4つの建物に見事な彫刻がある所です。
これでだいぶ、パレルモの地理がつかめてきました。