【2021年12月】ポルトガル北部の町、ポルトのエアビーアンドビーに荷物を置いて、さっそく町に繰り出しました。
というのもお腹が空いていたからです。
いつものように夫がレストランを検索し、ドウロ川沿いにあるレストランを目指しました。
私達のエアビーが面していた通り、Rua Mouzinho da Silveira を川に向かって下ります。
天気に恵まれなかったリスボンで過ごした後、ポルトの青空が目に沁みました。
そして、町に活気が感じられました。
私達がポルトを訪れたのは、12年ぶり。
前回も12月だったのですが、あの時は天気が悪く、町全体がくすんで見えました。
実際、朽ち果てたような建物が多く、それが町の味わいだった覚えがあります。
今回、活気が感じられたのは、単に天気が良かったせいだけでなく、実際に経済が上向いているからのようです。
短期的には新型コロナの打撃で、多少はへこんでいるとは思いますが、夫によると、ポルトガルのIT技術の先端を行くのはリスボンではなく、ポルトなのだそう。
それを裏付けるように、数日後、ガイドさんから「ポルトガルでは、ブラガで祈り、コインブラで学び、ポルトで働き、リスボンでは遊ぶと言われている」と教わりました。
ポルトを首都に、という案が出た時、働かない王室をここに呼ぶことに反対の声が上がり、首都はリスボンになったとか。
このガイドさんが2009年に仕事を始めた時には、仕事がなくて困ったそうですが、ここ数年、コロナ渦中でさえ、その頃よりは忙しいと話していました。
さて、川沿いに出ました。
ポルトの町を象徴するドウロ川と、そこにかかるドン・ルイス1世橋の光景が鮮やかです。
レストランは、川沿いから一本入った所に見つかったのは良かったのですが、ちょうど閉まるところ。
午後の中途半端な時間だったせいですが、一日中開いているという開店時間についてのネット情報は外れていました。
その後も、辺りのレストランを当たりましたが、満員だったり閉まる所だったりで、食事難民に。
結局、賑わいから少し離れた場所で見つけた La Pausa というレストランに入りました。
あんまり流行っていない店のようでしたが、勝手に出てきた前菜のツナの和え物が美味しかったほか、メインに頼んだスズキも良好。
アジの開きのような形で出されましたが。
夫はタラ料理を選び、普通に美味しいと言っていました。
ワインはグラスで頼み、全部で€50弱(6900円弱)。
キャッシュのみという辺りが怪しかったですが。
デザートは別の店で、ということで、少し歩き回り、パステル・デ・ナタを作って売っているカフェへ。
暖かくて、皮がサクサクと美味しかったです。
そこを出たら、もう薄暗く、再度、川沿いに出て夜景を楽しんで帰ってきました。