聖職者のふりをした男が捕まる――イタリアのミラノで

【2017年9月】イタリアのミラノのドゥオーモ(大聖堂)で今月初め、聖職者のなりをして神父のみが入れる部屋にもぐりこんだ男が警察に捕まった。男はドゥオーモの入場料3ユーロを支払わずに入場するために神父の振りをしたと説明しているが、聖職者用の服の購入に70ユーロかかったとみられ、動機の真相は明らかにされていない。

この男はミラノ近郊の町、モンツァ出身の19歳。ドゥオーモ内で、修道女らと会話をしている様子が写真に撮られているという。一般公開されていない職員のみの部屋に入り込んでいたところ、不審に思った職員が警察に通報。警察が身分証明書の提示を求めると、男は逃げ去ろうとしたという。さらに男は、「自分は正教の聖職者である」とのでっち上げの応答をしたものの、警察の目はごまかせず、詐欺などの疑いで告訴された。

この聖職者用の衣服は、事件の直前に購入されたという。警察はこの衣服を没収した。

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