
【2025年12月】モロッコのフェズ観光、次に行ったのは見晴らしの良い高台です。

この高台には、16世紀に建てた砦、ボルジュ・ノールがありました。
当時、ポルトガルがモロッコの沿岸を攻めて、数多くの拠点を置いていたそうで、内陸部のフェズも攻め込まれる恐れがあったので作った砦だそうです。
数日前に私たちが訪れたアシラーやタンジェなども、ポルトガル傘下にあった町でした。
でも結局、海洋交易に長けていたポルトガルは内陸部にはそれほど興味がなかったようで、フェズにはやってこなかったとのことです。
そして今は、フェズ観光の大事なスポットになっています。

何しろ、ここからメディナがきれいに見渡せるのです。
肌色のメディナが谷にあるのがよく分かりました。
私たちが行った日は、どんよりした天気で、雨が降ったり止んだりしていたので、メディナの肌色がくすんでいましたけれど、それでも眺めの良さには感嘆の声が上がりました。
高い所から町を見下ろすと、たいていまっすぐ伸びた通りが見えて、その両側の家々を望遠レンズで撮れるものですが、メディナは何せ、迷路のような造りなので、通りは見えません。
私たちのリヤドがある地域は、谷の底から少し上がった所で、かつては高級住宅街だったのだそうです。

前日に歩いたところは、ツーリストが増えたためにできた新しいスーク(市場)だそうで、だから割と整然としていたのでしょう。
さて、ここから下りた後は、陶器屋さんに連れていかれました。
私たちのガイドと離れて、店のセールスの人が案内。
この人がどうも、品がなくて、話に興味が湧きませんでした。
ただ、街中の隅々で見られる美しいタイルは、形を切り取って、裏から埋め込んでいって造られると分かったのは、少し面白かったかな。

この工場は、安全衛生の観念が全くないところで、雑とした空間の中、男たちがそれぞれの持ち場で作業。
寒いのに、床に座って働いている様子などが見られました。
確かに手作業が大変なのは分かりましたが、売店の値段は、我々の感覚からすると途方もなく、何も買わずにさっさと出てきた次第です。