船で帰る

船で帰る

【2024年12月】南イタリアのソレントに滞在中にアマルフィまで遠足した日、美味しかったランチの後は町歩きです。

南イタリアのアマルフィの狭い階段
メインストリートの脇は階段のある迷路

アマルフィは店が並ぶメインの通りが一本あるほかは、階段のある白っぽい迷路です。

中世には独立した都市国家で、9~11世紀には地中海貿易の要所だったそうですが、今は人口5000人ほどの小さい町。

所詮小さいので、迷路に迷い込んでも、結局のところメインのVia Lorenzo d’Amalfi 通りに下りてこられます。

私たちはしばらく、あてどなく迷路をさまよった末、海に出ました。

海に沿って、交通量の多いアマルフィ海岸を走る大通りがあり、それを超えると、ちょっとしたビーチや桟橋があります。

桟橋から振り返ってみた南イタリアのアマルフィ
アマルフィの町を桟橋から振り返ってみる

桟橋から振り返って、アマルフィの町全体を眺めるのも一興。

ソレントへの帰りのバスもこの辺りから出ています。

私が「でも、船で戻る手もあるよ」と私が言ったら、夫がすっかりその気に。

情報を仕入れに切符売り場に行ったのかと思ったら、さっさと切符を買ってきました。

それが高いこと!

二人で€47(7600円余り)もしました。

一時間弱の道のりで、アマルフィ海岸を海から眺められるのが売り。

海から見た南イタリア、アマルフィ海岸
日没前の暖かい光が当たるアマルフィ海岸

アマルフィから途中のポジターノまでは、まだ日が高くて、景色が素晴らしかったです。

自然ばかりかと思ったら、けっこう、町が連なっている様子がよくわかりました。

その後は、日がかげってしまって景色はいまいちでしたが、混みあったバスと異なり、船内ではゆっくりできたし、航行もスムーズ。

乗ってみる価値があるのは確かですが、それでも47ユーロは高いかなーー。

ソレントに着いた時には、もう真っ暗。

そして寒かったです。

港から我々のエアビーがある鉄道駅へのシャトルバスがすぐ見つかりましたが、これが一人€2。

南イタリア、ソレントの桟橋
日没後にソレントに到着

これもツーリストの足元を見たお値段です。

あるカップルが支払わずに乗り込んだのを運転手が見とがめて、要求するという一件が。

この時の運転手の発言で、「ズルをする」事を「fare il portoghese (ポルトガル人のようにする)」というのだと学びました。

背景は知りませんが、南イタリア人にこんなこと言われるなんて、ポルトガル人は心外でしょうね。