【2015年12月】チリのバルパライソには、おしゃれなお店もちらほら。
私はこのクリソコラという石の指輪を買いました。
チリはラピスラズリが採れることで有名ですが、クリソコラなど銅関連のその他の石も産出するのです。
Galeria Orfebresという店で、この地方の7-8人の工芸家の作品を集めて売っていました。
店番をしていたロッコ・ナポリさんもその一人。
最初、彼の作品に惹かれたのですが、高くて手が届きません。
「高いな」と日本語で言ったら、「では、こちらは?」と日本語で返してきました。
てっきりお客さんから日本語を学んだのかと思い「日本人がよく来ますか?」と聞いたら「いいえ、全然来ません」ですって。
「ではなぜ日本語を?」と聞くと、「東京芸大で金属工芸を6年間勉強しました」。
びーっくり!意外なところに意外な経歴の人が潜んでいました。
ちなみに、彼の名前からわかるように、もともとはイタリア人。
お爺さんの代に南イタリアのバジリカータから移ってきたんだそうです。
「子供の頃、家ではイタリア語だった」とのことで、イタリア語も上手。
もちろん、英語も話しました。
バルパライソは今回の南米旅行の中でも、再訪したい所の一つとして心に残ったのですが、このお店もその一因です。