【2024年3月】天候がすぐれない3月中旬、イングランド南西部の町、トーキーに2泊しました。
「国内旅行は居住国の国内において行われる旅行のことを差します」とAIさんが言っています。
なので、長年住んだ英国を離れる私達にとって、これは英国最後の国内旅行です。
引っ越し荷物を前日に送り出し後、この日の午前中には廃棄物の片付け業者がやってきて、まだ使える要らないモノを持ちだしてくれました。
もちろん、これも有料です。
イギリスらしい雨降りの日だったので、慣れ親しんだ最寄り駅までUberで。
この駅を使うのも、これが最後かと思うと、それなりにしんみりしました。
パディントン駅で時間があったので、カフェでのんびりした後、そろそろかな、と電光掲示板を見て仰天。
私達が乗る列車が何と、キャンセルされていたのです。
インフォーメーションの人に尋ねたら、「この列車は今日はレディングから出るから、レディングまで行って」と言われ、次のレディング行の列車が出る9番線に走りましたが、列車がちょうど出てしまいました。
焦りまくって、駅員に尋ねたところ、その次の列車は3番線だというので、そちらに走り、停車していた列車に乗り込んでふうっと一息。
車掌さんが巡ってきて、事情を話すと、「時間はたっぷりある」と言われ、ようやく安心しました。
レディング駅では、ペンザンス行の列車が待っていて乗り込もうとしましたが、私達のはそれではないと判明。
駅でしばらーく待たされた後、ようやく案内があって正しい列車に乗ることができました。
最後までハラハラさせられた英国の鉄道。
人との距離が重要だったコロナ期には、ウェブサイトの文言とは裏腹に、実際には全く無秩序で呆れたし、一度など「運転手が来ないので、出発できません」とアナウンスがあったこともありましたっけ。
それでも、何とか毎回、大きな支障をきたすことなく、目的地にたどり着いていましたが、今回もまさにその通り。
予定より遅れはしましたが、ちゃんとトーキーに着きました。
英国の国の運営も、こんな感じ。
いつも崩壊すれすれのところで、逃げ切っている印象です。