行ってみたら、お祭り

行ってみたら、お祭り

【2025年5月】イタリアのエミリア・ロマーニャ州にあるコッレッジョという町に二泊しました。

今回は、夫の誕生日記念の小旅行。

イタリアのエミリア・ロマーニャ州、コッレッジョのサン・クイリーノ祭りで賑わう通り
お祭り日和で大賑わい

私たちは、記念日にかこつけて、小旅行を楽しんでいます。

コッレッジョは夫がネットで見つけた小さめ町で、ルネサンス期の画家、コッレッジョを生んだ町として知られます。

画家のコッレッジョといえば、つい最近、パルマで彼の傑作である「聖母被昇天」という天井画を見たばかり。

だから選んだ旅行先、というわけではないのですが。

着いてみたら、たまたま町中がお祭りで沸いていました。

イタリアのエミリア・ロマーニャ州、コッレッジョのサン・クイリーノ祭りの大道芸人たち
楽しそうな大道芸人

サン・クイリーノ祭りという名前で、この町の守護聖人である聖クイリーノ(日本語では聖キリノと呼ばれることが多い)の祝日を祝ったお祭りなのだそうです。

なので、宗教的にいろいろな行事があったのでしょうけれど、私たちが目にしたのは、大道芸人のパフォーマンスや、工芸品や食べ物の屋台、広場ではフードコートも開催されていました。

とても良い天気だし、夏の陽気だし、お祭り日和で、たくさんの人々で賑わっていました。

エミリア・ロマーニャ州の町はどこも、ポルティコが多いですが、ここもしかり。

なかなか絵になる街並みです。

イタリアのエミリア・ロマーニャ州、コッレッジョのサン・クイリーノ祭りの出店
工芸品や食品の出店もたくさん

しばし歩き回った後、すでに夕方だったので、事前に調べておいたLa Zecca というカフェで、アペリティーボ。

エミリア・ロマーニャ州の食べ物を期待していたのですが、タリエーレの内容に地元の食材が反映されていなくて、少々がっかり。

それで、夫がお祭りのフードコートでやり直そう、と言うので、そちらへ向かいました。

お目当てのニョッコフリットのほか、夫はこの地方のラビオリ、私は全く土地に無関係なアロスティチーニを食べました。

アロスティチーニは、アブルッツォ州の名物で、羊の串焼きです。

イタリアのエミリア・ロマーニャ州、コッレッジョのサン・クイリーノ祭りのフードコート
学校主催で子供たちが働くフードコート

北イタリアの人々は意外とラムを食べず、スーパーにもほとんど売られていないので、ラム好きの私はこうした機会に食べています。

ここのもとても美味しかったです。

このフードコート、地元の学校が主催していました。

このため、子供たちが給仕にいそしんでいました。

これはとても良いアイデアですね。

子供に働くことを実地で学ばせられるし、潜在的な能力を引き出す可能性もあります。

イタリアのエミリア・ロマーニャ州、コッレッジョのサン・クイリーノ祭りは夜も続く
暗くなっても賑わっていたコッレッジョの通り

長テーブルにずらっと座るわけですが、隣に座った7歳のジュリアが、私に「中国人?」と話しかけてきました。

天真爛漫で、可愛らしかったです。

夫によると、エミリア・ロマーニャ州の人は一般に、シンプルで働き者で、フレンドリーだいうことでした。