【2024年12月】南イタリアのソレントに着いた日、午後4時という中途半端な時間でしたが、何しろ腹ペコだったので、営業しているレストランを検索。
幸いなことに、ごく近所のレストラン、Il Leone Rosso が開いているようでしたので、電話で確認しました。
ネット情報と実際が異なる例はたくさんありますからね。
泊まっているエアビーアンドビーから歩いて3分。
かなり大きなレストランでした。
食事を終えた家族と入れ違いに入ったのですが、お客さんは我々のみ。
こんな時間ですからね。
前菜は、Calamaretti Fritti (イカフライ)を二人で分け、メインは二人とも、Scialatielli al Frutti di Mare 。
Scialatielli (シャラティエッリ)というのは、この地方独特のパスタだそうで、手打ちうどん系の重たいもの。
スパゲッティの短いのが二つくっついたような形でした。
具は、ムール貝やボンゴレなどの貝類ばかりでしたが、ソースが美味しかったです。
ややしょっぱい味で。
出されたパンが石焼タイプで美味でした。
ワインはファランギーナの発砲バージョン。
かなり黄色い色をしていました。
デザートは、この辺りのスペシャルにしてみましたが(名前を失念)、これは失敗。
パッと見にはドーナツ風ですが、あまり味のない甘いだけの代物でした。
以上で€71(約11000円)とリーズナブル。
レシートには店名が英語で、The Red Lion と書いてあり、まるでパブのようでしたが、れっきとしたレストランです。
食後は暗くなったソレントの町を少し散歩しました。
小さな町のわりに、クリスマスの飾りが大仰。
雨が降ったりやんだりの日で、地面が濡れていたため、大きなクリスマスツリーが地面にも映っていて、なかなか見栄えがしました。
ところで、このレストラン、立地が便利で、内容も良かったので、滞在中、全部で3回行きました。
2度目は主に貝類、3度目はとうとうシーフードに飽きて、肉類を食べました。
この店はお肉も充実していて、私は北イタリアではあまり見かけないラムを食べたのでした。
ミントソースが付いてこなかったので、ちょっと物足りませんでしたが。
このレストランには地元民のお客さんも多いですが、ガイドブックにも載っているらしく、一見して旅行者とわかる人々もけっこう来ていました。
ちなみに、近所に同系列のカフェもあり、「ゆうべは、Il Leone Rossoで食事をしたよ」と夫が言ったら、「それはそれは」とカフェの人が値引きしてくれました。
「おまけしておいたよ」という意味合いで、Attenzione (気を付けて・注意して、という意味)という言葉を使ったのが珍しかったのですが、この辺りでは、こういう表現をするのだそうです。