郊外の庭園で英国らしい風景に出会う

郊外の庭園で英国らしい風景に出会う

【2024年8月】今回のロンドン訪問の最中、友達カップルが、郊外の庭園への散歩に誘ってくれました。

英国のロンドン郊外にある庭園、Borde Hill の母屋と花々
母屋はプライベートで、一般は入れない

Borde Hill という名前で、サセックス州にあり、車で2時間ぐらいかかったと思うので、本当はロンドンのカテゴリーではないのですが、面倒なので、ここに入れておきます。

歴史の長い庭園で、もらったパンフレットによると、1598年、かのヘンリー8世の孫じきじきの植物学者が建てた家が大もと。

その300年後の1893年、スティーブンソン・クラークという大佐が、私費を投じて、世界の隅々の珍しい植物を探し求める探検を遂行しました。

その結果、さまざまな植物がこの庭園に集められたのだそうです。

ガーデンは383エーカーあり、ちょっとした散歩には最適です。

英国のロンドン郊外にある庭園、Borde Hill で開催されていた展覧会
地元の画家(?)の展覧会も

この友達カップルは私たちより半世代年上で、かつてはもっとワイルドなハイキングを一緒に楽しんだこともあるのですが、最近は、こうした緩やかな散歩が主体。

私たちがロンドンに住んでいるときも、数か月に一回、車がないと行きにくい場所に誘ってくれたものでした。

こういう庭園や公園は、手入れが行き届いていて、設備が整っていて気持ち良いのですが、当然、入場料が要ります。

このBorde Hill の場合、2人で£23(およそ4400円)でした。

今回、ここに決めたのは、ちょうど、野外コンサートが開催されることになっていたからです。

英国のロンドン郊外にある庭園、Borde Hill で、木陰に集まる人々
椅子とお弁当持参で音楽会に臨む人々

相変わらず、私の脚の調子が悪く、長く歩くのは無理だったので、芝生に腰を下ろして、音楽を聴くのもいいかな、ということになったのです。

ところが、この日は英国にしては珍しい好天で、気温は28度

日向では暑すぎて、日陰を求めてさまようことになりました。

私たちは芝生に座るつもりで、何も用意していなかったのですが、常連の人々は、簡易の椅子とお弁当持参で集まっていました。

ほとんどが、白人です。

英国のロンドン郊外にある庭園、Borde Hill で演奏する人たち
ジャズ系の音楽

整った庭、緑の芝生、明るい色の服を着て帽子をかぶった人々。。。

外国人が思い描くイギリスらしい風景がここにありました。

で、肝心の音楽なのですが、ジャズ系のバンドがテントの下で演奏しました。

しばらく聞いていたのですが、うーん、あんまり上手ではありません。

特にボーカルがひどくて。

それで、私たちはほどなく腰を上げ、歩き始めました。

英国のロンドン郊外にある庭園、Borde Hill の花々
花盛りの庭園

色とりどりの花盛りで、良い雰囲気。

特に池のあるイタリアン・ガーデンが素敵でした。

イギリスらしく、帰りにはパブに寄って一杯。

そして、この二人とのいつものコースであるロンドンのMomoという和食屋さんで食事をして別れました。

早くミラノでも美味しくてお手頃な値段の和食屋さんを見つけなければ、と思いながら。