【2023年8月】可愛らしいギリシャのイドラ島に上陸し、興奮して港周辺の写真を撮りまくった後、少々お腹が空いていることに気づいて、港を囲んで並んでいるカフェの一つに入りました。
早く歩き回りたいので、さっさと食べられるもの、ということで、私はオレンジジュースとサガナキ。
この島はロバが唯一の交通手段だと聞いていましたが、カフェから見渡す限り、ロバに乗っている人というのは見かけず、ロバはもっぱら荷物運びの様子。
人は歩け、ということなのでしょうか。
ネットで調べたら、ロバではなく、馬に乗せてくれて島を巡るサービスがあることが判明。
私達夫婦はそれをやってみることにしましたが、友達は今一つ乗り気でなかったので、食べた後は分かれて行動しました。
乗馬の起点が、港からはかなり離れたところだったので、写真を撮りながら、ゆっくり移動。
この島は港付近だけが平地で、あとは坂道です。
白壁の家々が連なる小道を上りました。
白壁にブーゲンビリアのピンクが映えます。
ところどころにネコの姿も。
私達がイメージするギリシャらしい風景でした。
ただ、歩いてみて気づいたのは、そういった家々がほとんど、ツーリスト向けの宿であるらしいこと。
地元の人の姿も見かけたので、彼らもどこかに住んでいるのでしょうけれど、港から歩ける範囲は、とにかく観光産業地帯。
当初は「ここに数泊してみたいね」と話していたのですが、ちょっと気がそがれました。
乗馬の起点で、前のツアーが帰って来るのを待つ間、聞こえてきたのは蝉の声と鶏の声のみ。
暑い中、坂道を上って来た後、日陰に腰を下ろして、この自然の音に耳を傾けたひと時は至福でした。
さて、乗馬です。
このサービスは、Harriet Jarmanというイギリス人女性がオーガナイズしているもので、30分で€30。
我々の回は、ほかに3人のきゃぴきゃぴガールズが加わりました。
まずは、衛生のために、シャワーキャップのような被り物の上にヘルメットをかぶりました。
そして、手伝ってもらいながら、馬の上へ。
私の馬は13歳のメリナ、夫のは7歳のルイです。
乗馬に精通していない私達のために、ハリエットさんが馬を引いてくれました。
坂をさらに上って、ぐるっと回って下りてきただけですが、すごく楽しかったです。
ここからさらに上ると、家並みが途絶え、自然の岩山の光景が広がっていました。
見渡した景色は素晴らしかったです。
上りは楽なのですが、下りは少々、スリルも。
かなり細い路地を通ることもあり、結構、緊張しました。
途中、ハリエットさんが、写真を撮ってくれたり、多少、ガイドしてくれたり。
彼女は13頭の馬を持っているという話でした。
いやあ、本当に良い体験でした。
下りたら、膝が痛いこと痛いこと。
ほどなく治りましたが。
普段、しない角度を続けたからだと説明を受けました。
その後の、1杯の冷えたビールがこの上なく美味しかったのは、言うまでもありません。
それにしても、ギリシャ旅行では、よく馬やロバに乗るなあ。