【2025年6月】今年は早めに夏休みを取り、16年ぶりにギリシャのクレタ島に行きました。
島の東部にある町、アギオス・ニコラオスを拠点としました。
島の東部は初めてです。
まずは、そこへ行きつくまでの話です。
久しぶりに午前4時起き。
ミラノのマルペンサ空港から、格安航空のライアンエアで出発です。
ロンドンからイタリアに移住して、予想していなかった問題の一つが、航空便の行先の少なさ。
イタリアの一番、メジャーな航空会社はITAですが、ミラノからの便は限られています。
航空機の乗り換えはうっとおしいので直行便を探すと、こうした格安航空の便が浮上してきます。
それで久々のライアンエア。
悪名高い航空会社なので、ちょっと身構えたのですが、何も問題はありませんでした。
これからも使いそうです。
着いたイラクリオンの空港は、かなりみすぼらしかったです。
普通、空港には写真を撮りたくなる一角があるものですが、ここでは全くその気が起こらず。
考えてみたら、16年前には本土からフェリーで渡って来たので、この空港は初めてでした。
さっさと出たら、目の前にレンタカー屋がずらり。
団体向けのお迎えの札を持った人々もたくさんいて、クレタ島を個人で公共の交通機関を使って巡ろうと思っている私たちがマイノリティであるのは明らかでした。
私たちの予定では、イラクリオンのバスステーションまでタクシーで行って、そこからバスでアギオス・ニコラオスを目指すつもりでした。
けれど、タクシー乗り場で、たかがバスステーションまでが€18だといいます。
事前の調べでは、€3~6とあったのに。
じゃあ、バスを探そうかと思ったのですが、夫がタクシーに乗りたさそうだったので、そうすることにしました。
乗ってしばらくした時、運転手が我々の最終目的地を聞くので、答えたら、アギオス・ニコラオスまで€80でどうか、と言い出しました。
これは、事前予習と同額だったこともあり、もう良いお年頃の我々は、その提案に乗ることに。
最初、どうかと思ったこの運転手、だんだん気が知れてきたら、良い人だとわかりました。
途中の案内もしてくれて。
クレタ島の主要産業はオリーブ油で、島全体に3千万本の木があるとのこと。
彼のお父さんも、代々受け継がれた木を200本持っているそうです。
だから、オリーブ油は買ったことがなく、他のオイルは使わないと言っていました。
内陸は岩山が連なり、そこに1000ほどの小さい村が散らばっているとのこと。
村にはたいてい、2~3の教会があり、皆、オリーブと羊で暮らしているそうです。
道中、工事中のところが多かったのですが、これは新空港建設のために道幅を広げているため。
新空港が予定されているから、イラクリオンの空港がみすぼらしいのですね。
この季節はツーリストが多すぎず、良い時期とはいうものの、まだ泳ぐには早いと言っていました。
やっぱり・・残念。
ちなみに、クレタへのツーリストで一番多いのは、フランス人、続いてドイツ人、英国人だそうです。