【2023年8月】今回、ギリシャのアテネに3泊した主な理由は、ここから有名なメテオラへのツアーに参加することでした。
アテネからはたくさん日帰りツアーが出ていると読んだからです。
列車を使うことだけ決めていて、泊まっていたホテルが提供していたツアー(一人€110≒17000円)を予約しました。
まずは、前日買った地下鉄の24時間チケットを使って、ラリッサ駅へ。
ここに来るツーリストは皆、メテオラ行きの人ばかりらしく、係員の誘導がテキパキしていました。
何の変哲もない、絵にならない駅でしたが、ここがアテネの主要鉄道駅なのだそうです。
来た列車は、昔イタリアでよく乗っていたローカル線のように落書きが満載。
ただ、中はすっきりしていて、紫色を基調としたシートもちゃんとしていました。
切符によると、私達の席は4号車の72番と78番で、離れ離れかと思ったら隣同士。
番号がどう並んでいるのかわからず仕舞いでした。
満席ではありませんでしたが、途中駅から乗って来る地元民も。
歩き始めの赤ちゃんが通路を行ったり来たり。
それを父親が笑顔で追いかける様子がほほえましかったです。
人懐こい赤ちゃんで、皆に手を挙げて「やあ!」と挨拶。
私も倣って「やあ!」と返しました。
調べたら、ギリシャ語の「ハロー!」が「ヤ!」なのですね。
それにしても、この列車に4時間半は長かったです。
アテネの近くでは、山火事の跡が見られました。
今夏も山火事は大きな話題。
最初にアテネを訪問した時にも、山火事を目撃したので、ここに人にとっては恒例の災難なのでしょう。
列車からは水撒きをするヘリコプターも見えました。
その後は、のどかな田園風景。
全く家のないだだっ広いところも多く、それにしちゃアテネは混みすぎです。
やっぱり、文字通り肩を寄せ合っていないと不安な国民なのでしょうか。
ようやく着いた駅はカラバカ。
その前のトリカラという駅で、地元民の多くは降りて行きました。
カラバカ駅の前にはバスが何台か待ち構えていて、私達の名前が掲げられたバスに乗り込みます。
約30人が1台に。
東洋人の比率が高く、日本人カップルや中国人家族、東洋人女性の二人組などのほか、インド系の人々、オーストラリア人など。
ガイドは地元民のマリアで、米語を話しました。
カラバカの駅からすでに、切り立った岩の景色が見えました。