【2024年4月】このアルバニア・ツアーでは、海辺の町、サランダで2泊することになっていました。
素晴らしく美しいアドリア海の海を堪能できる素敵な町を思い描いて、楽しみにしていた目的地の一つでした。
自由時間も多くとられていましたし。
すぐお向かいがギリシャのコルフ島で、日帰りも可能だという話でした。
ところが、着いてみたら、サランダは醜いホテルが無秩序に林立する汚い町でした。
アルバニアは、にわかに旅行先として注目を浴びていて、そのためのインフラ整備が急速に進んでいるという状況はよくわかりますが、その土地の元来の良さを損ねてしまっては、本末転倒。
そこのところが、まだわかっていないらしくて、一儲けしたい人々が、我先にとがむしゃらに観光施設を建設している様子でした
私達の宿は、町の中心からかなり離れたところにあるサランダ・インターナショナルというホテルでした。
タクシーで中心まで7ユーロもかかる所だったのですが、そのあたりも建設ラッシュ。
少し歩き回ってみたのですが、建設途上のホテルやレストランばかりでガッカリ。
遠目に良い感じのカフェがあり、音楽が流れていたので近寄ってみたら、工事中で、働いている人が鳴らしている音楽だったり。
それで、海沿いのプロムナードがある町の中心へ、タクシーに乗って行ったのでした。
そのプロムナードも特別、何かあるわけではなく、海沿いをしばし散歩。
海がことさらきれいだという印象も持ちませんでした。
まあ、一つ良かったことと言えば、久しぶりにシーフードが食べられたことでしょうか。
ランチにツアーで連れていかれたレストランでは、シーフード・スープ、サラダ、シーフード・パスタが出ました。
それぞれ、イタリアで食べるのとは、ちょっと味が違いましたが、それなりに良い味で、満足できました。
夕食は自由だったので、私達はプロムナード沿いで目に付いたギリシャ風のTavernaレストランへ。
ここでは、ツァツィキ、揚げアンチョビ、焼きイカを夫とシェアし、半リットルのハウスワインを飲みました。
ツァツィキはマイルド過ぎて物足りませんでしたが、残り二つは美味しかったです。
量もたっぷりでしたし。
デザートとして、パンナコッタもどきが、振舞われました。
以上で€30(4700円ほど)ととてもリーズナブル。
我々にしては珍しく、ちょっとだけチップを残しました。
タクシーについて、一言。
行きの運転手はまず、10ユーロと吹っかけてきましたが、交渉で7ユーロに。
帰りの運転手は、8ユーロと主張しましたが、「来るときは7ユーロだったのよ」と言ったら、受け入れました。
おそらく、地元民には、もっとずっと安いのでしょう。
もっとも、地元の人はタクシーに乗らないのかもしれませんが。
最初に書きましたが、アルバニアにはずっと前から訪れたいと思っていたデスティネーションでした。
サランダの町の様子を見て、本当に来るのが遅すぎたなあと実感。
5年早く来ていたら、きっと印象が違っていただろうなと思います。