【2024年6月】北イタリアのマントヴァでは、今回、観光船にも乗りました。
町を囲む3つの湖を行く船で、事前に予約しました。
5時出発の予約でしたが、店の人が後から電話してきて、「今日は天気予報が悪いので、4時半に繰り上げます」とのこと。
その時点では晴れ渡っていたので、にわかには信じがたかったのですが・・・。
天気予報は大当たり。
幸い、大雨が振りだしたのは、私達が船に乗り込んだ後だったので、ぬれずには済みましたが。
雷付きで、迫力がありました。
私達用のデッキの席が決まってはいたのですが、そういうわけで、ずっと階下の船室で、窓から大荒れの景色を眺めたのでした。
船内では放送で案内が流れました。
もともと、マントヴァは湖の中の島だったとのこと。
天然の湖ですが、今は人工的に水の量を調節しているのだそうです。
私はてっきり、湖自体が人口湖なのかと思っていたのですが。
ここからヴェネツィアまで行くクルーズ船もあるのだとか。
「クルーズ」というほどの距離ではないような気もするのですけどね。
この辺りの自然についての説明もあり、羽を広げたポーズが絵になるカワウが生息しているとのこと。
科学者が中国のスイレンを少しばかり植えてみたら、すごい勢いで繁殖したという話もありました。
この観光船の目玉は、アンデスという村。
古代ローマの有名な詩人ウェルギリウスの生誕地だそうです。
といっても、私は知らない人だったのですが。
夫は学校で詳しく学んだ詩人なのだそうです。
ウェルギリウスの詩に描かれる農村風景がそのまま残っているとのことで、わざわざここを訪れる人も多いのだとか。
何しろ悪天候だったので、ろくな写真は撮れませんでしたが、まあ、これはこれで思い出になりました。
ところで、出航した時に、若者グループが騒いでいたのを老人団体が制したのに感心したのでしたが、終わりごろに興奮してはしゃいでいたのはこの老人グループでした。